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第19回日本看護管理学会学術集会
会長 佐藤エキ子
(一般財団法人大原綜合病院)
 
この度、第19回日本看護管理学会学術集会を福島(郡山市)で開催する運びとなりました。
あの東日本大震災後、日本看護管理学会学術集会がここ東北・福島で開催できることは、非常な喜びでありますとともに、東北の地から新たな情報を発信する絶好の機会にしたいと考えております。学会理事長はじめ関係者のみなさまに、このようなチャンスをいただいたことに感謝申し上げます。

本学術集会のメインテーマは「乗り越える力・生み出す力―苦境の中で発揮する看護管理―」でございます。このテーマには、震災の中で地域住民を守るために発揮したさまざまな“力”と、その状況を乗り越えて新たな仕組みを作りあげてきた“力”に対する多くの方々の思いがずっしりと込められています。
皆様もご承知のように、東日本大震災後も自然による災害の発生があとを絶ちません。また、社会・医療を取り巻く環境変化も著しい状況にあり、私たちはさまざまな苦境と対峙しています。このような状況において発揮されるべきは「マネジメントー管理―」と「リーダーシップ」ではないでしょうか。

学術集会では特別講演・教育講演はじめ、シンポジウム・パネルディスカッション・インフォメーションエクスチェンジなど多岐にわたるプログラムを計画しています。詳しくは、ホームページ「プログラム」をご覧ください。
看護管理者をはじめとする、ありとあらゆる場面でリーダーシップを発揮しているみなさまが一同に会する本学術集会において、有意義な情報交換・議論を通して、さまざまな苦境における看護管理のありかたについて、あらためて考える機会になることを期待しています。会期は平成27年(2015年)8月28日(金)・29日(土)でございます。

福島県は福島市・郡山市を中心とした中通り、フラガールの活躍で有名になったいわき市を中心とした浜通り、「八重の桜」で有名になった会津地方、と広域にわたる名所・旧跡に恵まれているところでございます。学術プログラムにおいて活発な議論を交わした後は、福島の観光や銘品を是非楽しんでいただきたいと思います。
たくさんの方々にご参加いただきますよう、心よりお待ちしております。